ユーカーパックは手数料0円でどうやって儲けてるの?

車の買取業界に革新をもたらしたといわれるユーカーパックですが、その理由のひとつが『手数料無料』です。

 

普通、ユーカーパックのようなオークション形式のプラットフォームを利用する場合には、手数料や会費などの利用料金がかかります。例えば、今流行りの『メルカリ』というフリマアプリでは、販売手数料として売上の10%を運営会社に支払うという規定になっています。

 

このように、オークション形式のプラットフォームを提供する会社の主な収益源は手数料になっているわけですが、ユーカーパックはこの手数料が完全無料。さらには、サービスを利用するのに利用料金や登録料金などもかかりません

 

これだけ聞くと『ユーザーにとても優しいサービスだなぁ』と思うのですが、中には『どうしてそれでビジネスが成り立つの?』と疑問に思う人もいるでしょう。

 

そこで、ここではユーカーパックがなぜ手数料無料を実現することができているのか?というポイントに焦点を当て、そのビジネスモデルを紐解いていきたいと思います。

 

買取店から手数料をもらう完全成約報酬型

ユーカーパックの主な収益源は、ユーカーパックを通して落札をした買取店からの成約報酬(手数料)です。つまり、ユーカーパックはユーザーから手数料を取らずに買取店から手数料をもらっているということですね。

 

ユーカーパックには全国から数千社の買取店が会員として登録しており、その会員のみが中古車の仕入れ先としてユーカーパックを利用することができます。

 

ユーカーパックを通して売買が成立した場合にのみ、登録している会員(買取店)はユーカーパック側に手数料を支払うという仕組みです。

 

買取店にとってユーカーパックを利用するメリットはあるの?

買取店から手数料を取ると聞いて単純に出てくるのが、『買取店にとってメリットはあるの?』という疑問です。たしかに、中古車販売店がわざわざ手数料を払ってまでユーカーパックを利用するメリットは無いようにも思えます。

 

しかし、これは中古車販売店のビジネスモデルを考えてみると買取店の側にもメリットが見えてきます。

 

通常、中古車販売店などは業者のみが参加できるオークションなどで落札し、そこに利益を乗せて販売しています。しかし、オークションでは必ずしも良い状態の車が安く仕入れられるとは限りませんし、ときには全く仕入れられない可能性もあるのです。

 

中古車販売店にとって良い状態の車を絶やさず仕入れ続けることはビジネスの根幹にかかわることですので、仕入先の拡大はとても重要なことです。この点、ユーカーパックは、全国の鮮度の良い中古車情報が掲載されており、買取店にとって仕入先のひとつとして大きな機能を果たしているわけです。

 

広告費などのコストを考えると手数料はかなり安い

仕入先の拡大や確保という理由でユーカーパックが買取店からも重宝されているということは分かったけど、それでも自ら仕入先を開拓した方がいいのでは?と思う人もいるでしょう。

 

通常、地域密着型の中古車販売店が車の買取をするときには、業者のみが参加できるオークションから落札することが多いです。これが主な仕入れ先になっているんですね。

 

ただ、このオークションももちろん間に別の業者が入っているため、一定の手数料がかかってきます。この手数料とユーカーパックを比較した場合に、ユーカーパックの方が安いと感じる業者が多いというのも買取店がこぞって参加する理由のひとつです。

 

また、ユーザーから直接状態の良い車を仕入れることができるというのも買取店にとっては大きなメリットです。

 

ユーカーパックの慎重な査定によって、詳細な車の状態を知ることができますし、ユーザーがどのように車を乗ってきたのかも通常のオークションより分かりやすくなっています。

 

これは買取店にとって、とても安心できるポイントなんですね。

 

このようなビジネスモデルが成立したのは、車の買取業界ならではの特性が大きいといえます。車の買取業界は、売り手よりも買い手が積極的という傾向があり、買取店はなるべく良い状態の車を安く大量に仕入れたいという思惑があります。

 

上で紹介したメルカリなどのフリマアプリと決定的に違うのは、買い手側が業者であるという点です。買取店はユーカーパックを通して仕入を行っていますので、良い状態の車がユーザーから直接購入できるのであれば手数料を支払ってでも購入したいと思っているわけです。

 

このほかにも、個人から直接買取を行うために広告費などを掛けて買取実施の宣伝をするよりも、手数料を支払ってでもユーカーパックに参加した方が安く仕入れられるというのも理由のひとつです。

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